帰宅するとキッチンの床・床下がビショビショになっていた。台所で作業中に床から水漏れが発生した。このようなトラブルでお困りではありませんか?
キッチン(台所)は使用頻度が非常に高い箇所ですので、水トラブルも起きやすい場所となっています。
今回はキッチン(台所)の床から水漏れが起きてしまった場合の原因と対処方法をご紹介します。
床・床下から水漏れする原因
キッチンの床から水が漏れてしまう原因は、様々な原因が考えられます。
まずは水漏れする原因を特定しましょう。
まずはシンクの下を確認し、どこかから水が漏れている形跡がないか確認しましょう。
シンクの下は普段は鍋などの調理器具を収納していて見づらいかと思われますので、しっかりと見る機会は少ないと思います。
そのため水漏れなどのトラブルを発見するのが遅れることが多いです。
シンク下にあるものを全て出し、掃除をしながら被害を確認してみましょう!
よくある水漏れ箇所と修理方法
水漏れが起こる原因となるよくある箇所をご紹介します。
一度チェックしてみましょう。
排水トラップからの水漏れ
シンクと排水トラップとの接続部分から水漏れが発生している場合、原因はゴムパッキンの可能性があります。
排水トラップの接続部分にはゴムパッキンが取り付けられています。ゴムパッキンは10~15年が寿命といわれているので、パッキンが劣化することで水漏れが起こります。
また、固定ナットの緩みが原因となっている場合もありますので確認しておくと良いでしょう。
キッチン(台所)の排水トラップ修理方法
必要な物
- 雑巾 4~5枚
- ゴム手袋
- マスク
- バケツ
- 交換用のパッキン
手順
- シンクの中に水や汚れがあると、新しいパッキンに汚れが付着してしまい、水漏れの原因となってしまいます。
必ず、シンクの中・シンクの下を片づけてから作業を始めましょう。
- 排水トラップと繋がっている排水ホースのナットを、反時計回り(左回り)にまわして取り外します。
ホースの先は、バケツの中に入れておきましょう。
- 排水トラップの固定ナットを、手で反時計回り(左回り)にまわして取り外します。
- 取り外す際は、シンクの上から排水トラップを持ち上げ取り外します。
- 排水トラップを取り外すとパッキンが見えるかと思いますので、このパッキンを交換します。
新しいパッキンを取付けるときは、ゴミが隙間に入らないよう注意しましょう。
- 排水トラップをシンクの上から戻し、排水トラップ・排水ホースそれぞれを時計回り(右回り)にまわし取り付けましょう。
- 取り付けが済んだら、シンクから水を流し水漏れが起きないか確認しましょう。
もし、水漏れが解消されない場合は水道業者に相談をしましょう。パッキン以外に問題がある可能性があります。
排水パイプからの水漏れ
排水パイプとは、排水トラップを排水管へと繋がる部分になります。塩ビ管で出来ている筒状のものを排水パイプと呼び、ビニールで出来ている蛇腹状のものは排水ホースと呼ばれています。
この箇所は固定ナットの緩みが原因で水漏れする場合がありますが、パッキンの経年劣化によって水漏れが起こるケースが多いです。
少しだけ水がポタポタと漏れていたとしても、だんだんと大きな水たまりになって、床がびしょびしょになるケースがあります。
排水パイプから水漏れが起きていた場合はパッキンを交換しましょう。
キッチン(台所)の排水パイプの水漏れ修理方法
必要な物
- 雑巾 4~5枚
- ゴム手袋
- マスク
- バケツ
- 交換用のパッキン
手順
- まずは、排水パイプの固定ナットがゆるんでいないか確認します、時計回り(右回り)にまわすと締めることができます。
まわせない程締められているのに水漏れがある場合は、パッキンを交換することとなります。
- シンクの中に水や汚れがあると、新しいパッキンに汚れが付着してしまい、水漏れの原因となってしまいます。
必ず、シンクの中・シンクの下を片づけてから作業を始めましょう。
- 固定ナットを手で反時計回り(左回り)にまわし取り外します。
バケツを下に置き、排水パイプ内の水を受け止めます。
- 固定ナットを取り外すとパッキンが見えますので、新しいパッキンに交換しましょう。
- 取り外した時とは逆の手順で、排水パイプを戻します。
- 取り付けが済んだら、シンクから水を流し水漏れが起きないか確認しましょう。
もし、水漏れが解消されない場合は管理会社か水道業者に相談をしましょう。パッキン以外に問題がある可能性があります。
排水ホースからの水漏れ
排水ホースはビニールでできているので、ハサミや包丁などで簡単に切れてしまいます。
また、10年以上使用していると、経年劣化で突然折れてしまうこともあります。この場合は目に見えて問題箇所を特定しやすいので、発見が遅れることは少ないかと思います。
修理方法は、ホームセンターなどで新しい排水ホースを購入し交換するだけで解決できます。
排水ホースが切れてない場合は、固定ナットのゆるみもしくはパッキンが原因となっている場合がありますので、細かく確認してみましょう。
キッチン(台所)の排水ホースの水漏れ修理方法
必要な物
- 雑巾 4~5枚
- ゴム手袋
- マスク
- ビニール袋
- バケツ
- 交換用の排水ホース
手順
- シンクの中に水や汚れがあると、交換の際に支障がでてしまう可能性があります。
必ず、シンクの中・シンクの下を片づけてから作業を始めましょう。
- 排水ホースについている排水プレートと防臭ゴムをはずします。
この防臭ゴムを外すと、排水ホースが差し込まれた塩ビ管が見えてきますので、塩ビ管から排水ホースを引き抜きます。
※防臭ゴムにはいくつか種類があり、排水プレートが必要ない場合もあります。
- 引き抜いた排水ホースの先はバケツの中に入れておきましょう。
- 今度は排水ホースの固定ナットを手で時計回り(左)にまわして取り外します。
取り外す際はバケツを下に置き、排水ホース内の水で床が濡れないようにしましょう。
- 新しい排水ホースを先ほどとは逆の手順で繋げていきます。このとき防臭ゴムや排水プレートをつけ忘れないよう気をつけましょう。
- 古い排水ホースは、汚れやにおいがあるためビニール袋に入れて処分しましょう。
- 取り付けが済んだら、シンクから水を流し水漏れが起きないか確認しましょう。
もし、水漏れが解消されない場合は管理会社か水道業者に相談をしましょう。排水ホース以外に問題がある可能性があります。
排水ホースと排水管の繋ぎ目からの水漏れ
排水ホースと排水管の繋ぎ目には、下水から排水管からあがってくる臭いを防ぐ為に防臭ゴムが設置されています。
しかし、排水ホースは引っ張るだけで簡単に抜けてしまうようなしくみになっています。
そのため調理器具など物がぶつかるだけでも、排水ホースが抜けてしまったり、防臭ゴムが外れてしまい水漏れを起こす可能性があります。
簡単に交換や調整だけで水漏れを解決することもできますが、不安な場合は水道業者に依頼されることがおすすめです。
※防臭ゴムにはいくつか種類があります。
キッチン(台所)の繋ぎ目の水漏れ修理方法
必要な物
- 雑巾 4~5枚
- ゴム手袋
- マスク
- ビニール袋
- 交換用の防臭ゴム
手順
- シンクの中に水や汚れがあると、交換の際に支障がでてしまう可能性があります。
必ず、シンクの中・シンクの下を片づけてから作業を始めましょう。
- シンク下の床にある排水プレートを外します。
- 防臭ゴムや防臭カバーが取り付けられていますが、外れていれば手直しをするだけで水漏れを直せる場合があります。
- 防臭ゴムや防臭カバーに劣化や割れなどがあれば、新しい防臭ゴムに交換します。
排水ホースを排水管にしっかり差し込み、ズレないように注意をしましょう。
- 古い防臭ゴムは、汚れやにおいがあるためビニール袋に入れて処分しましょう。
- 取り付けが済んだら、シンクから水を流し水漏れが起きないか確認しましょう。
もし、水漏れが解消されない場合は管理会社か水道業者に相談をしましょう。防臭ゴム以外に問題がある可能性があります。
蛇口からの水漏れ
配水管以外にも水漏れの原因はあります。
蛇口と繋がっている給水管との接続部では、ナットで固定されています。ナットの中にあるパッキンが劣化することで、水漏れが起こってしまいます。
蛇口の中でもシャワーホースをお使いの場合は、出し入れをするときにホースに亀裂が入ることがあり、水漏れを引き起こします。
接続部が原因の場合はナットの締め直しで簡単に修理できますが、シャワーホースや蛇口本体に原因がある場合は、新しいものに交換が必要になります。
キッチン(台所)の蛇口からの水漏れ修理方法
止水栓の箇所から水がポタポタと水漏れしている場合は、止水栓の交換が必要になります。
シャワーホースを伝って水漏れする場合は、シャワーホースか蛇口本体の交換が必要になります。
これらの修理・交換は専門の水道業者に依頼することをオススメします。
賃貸の場合は管理会社へ連絡
賃貸住宅や分譲にお住いの場合は、管理会社・大家さんへ連絡をしましょう。
蛇口の修理・交換をしてくれる水道業者の手配や費用を相談する必要があるため、無断で蛇口を交換することはできません。
戸建てにお住いの場合は、ご自身で水道業者を探し依頼する必要があります。依頼の際は、1社だけではなく複数の水道業者に見積りを依頼する「相見積り(あいみつもり)」がおすすめです。
修理・交換費用や作業内容を比較することができるので、ぼったくり対策をすることができます!
排水のつまりによる水漏れ
排水のつまりによる影響で水漏れが発生してしまうことはよくあります。
特に油ものをよく使うキッチンでは、排水トラップや排水ホース・排水パイプの中で油や食べカスが原因で詰まってしまいます。
ひどい場合は、排水が逆流してしまうこともあります。
排水がどの部分で詰まりを起こしているかは、しっかり調べないとわかりません。
手で取り除ける範囲で汚れを取り除き、少しずつでも水が引いていく場合は市販の「水酸化ナトリウム」を含んだクリーナーで油汚れを溶かす方法もありますが、一度に大量に使用したり、ラバーカップを使うなど無理やりを解消させようとすると状態を悪化させてしまう危険があります。
キッチン(台所)の配管水漏れの解消方法
一番安全な解消方法は、水道業者に詰まり解消作業を依頼することです。
キッチンの配水管の中に原因がある場合の費用の平均は4万円前後です。詰まりの原因が長年の付着で落としにくい場合や、排水管の奥に原因がある場合は10万近くなってしまいます。
まずは、水道業者に調査をしてもらい費用の見積りをもらいましょう。調査の段階で費用がかかる可能性がありますが、3社程度の複数の業者に見積りをもらうことで、費用の相場を調べることができます。
キッチンの排水詰まりは、生活の中で大変重大なトラブルですが、慌てて業者に依頼をしてしまうと高額な費用がかかる危険性もありますので、相見積りは大切です。
配管のつまりの修理方法としては、高圧洗浄があります。
しかし、高圧洗浄機でも排水管を洗浄する為の専用のノズルが必要になります。
作業の難易度も高いですので、専門である水道業者に高圧洗浄を依頼する方が、自分で機材を購入して掃除するよりも安くなる場合があります。
まとめ
床からの水漏れといっても、実際は床からではなく、主に配管などが原因で水漏れを起こしています。原因となる箇所によっては、ご自分でも簡単に対処することができます。
水が大量に漏れている場合は、止水栓を右に回し閉めてから管理会社か水道業者へ相談しましょう。マンションであると、最悪の場合「
生活救急車では年中無休ですので、年末年始・大型連休に突然の水漏れトラブルが起きてしまっても、ご連絡いただけます。
止水栓の種類・止め方について
キッチンの床がびしょびしょ!原因によっては自分で修理できる!
👉 シンク下の扉を開けると、じゃばらホース(排水ホース)から水が漏れている場合は自分で修理が可能です。

- じゃばらホースの水漏れの応急処置!
まずは、水を止めてシンクの中と漏れている水を拭き取ります。窓開け換気をおこない風通しを良くしておくことで、二次被害を防げます。
じゃばらホースの応急処置には、ビニールテープとはさみが必要です。ビニールテープをホースのらせんに沿って隙間ができないように、引っ張りながら巻き付けます。
- じゃばらホースの種類を確認
応急処置をした後に、今付いているじゃばらホースの種類とサイズを確認して、交換用のじゃばらホースを購入します。交換作業に必要な道具は、ゴム手袋・新聞紙・雑巾です。
- 古いじゃばらホースを取り外す
新聞紙と雑巾を収納スペース全体に敷き、作業中に濡らさないよう水漏れ対策をします。まず防虫カバーと防臭キャップ(防臭ゴム)をゴム手袋をつけた手で取ります。
排水管からじゃばらホースの先をゆっくり抜いてから、シンクとじゃばらホースの接続部分のナットを右に回して外します。
- 新しいじゃばらホースを取り付ける
新しいじゃばらホースを古いホースと同じ長さにはさみで切り調節した後に、シンクとじゃばらホースをナットを左に回してしっかりつなぎます。
じゃばらホースに防虫カバーと防臭キャップ(防臭ゴム)を取り付けたあと、排水管にじゃばらホースの先を差し込みます。そして、防虫カバー・防臭キャップ(防臭ゴム)を床に取り付けます。
- 水が漏れてこないことを確認できれば成功!
水を出して、じゃばらホースやシンクの隙間から水が漏れてこないことが確認できれば、交換完了です。
ぼったくり業者に遭わない方法は?
キッチン(台所)の水漏れ修理を業者に依頼する際、一番に不安に思うことは修理にかかる費用かと思います。
全国の消費生活センターなどに寄せられる「暮らしのレスキューサービス」のトラブル相談の中には、費用や作業内容に関するものがあります。
政府広報オンラインに、注意喚起のページができるほど問題になっています。
政府広報オンライン:水漏れ、解錠、トイレ修理…緊急時の駆け付けサービスのトラブルにご注意!
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201906/1.html
具体例として「見積もり無料の広告を見て状態を確認してもらったら、見積もりにかかった費用を請求された」「作業を断ったらキャンセル料を請求された」などがあります。
こういったぼったくり業者の被害に遭わない方法を、政府広報オンラインでも紹介されているアドバイスと共にご紹介いたします。
複数の業者から見積りをもらい検討する!
業者によって作業内容や料金は違います。
水漏れ修理であっても、部品を修理だけで終わる業者の他に、交換をしたほうが再発を防止できると提案する業者もいます。
また、出張料や見積り料など修理作業以外にかかる費用がかかる場合もあります。
どの業者の作業と費用がご自身にとって一番良いかをはっきりさせるためにも、複数の業者に見積りを依頼する「相見積り」をおすすめ致します。
相見積りをすることで、作業内容と費用の相場を確認することができます。
納得できない場合はきっぱり断る!
「いま修理しないといけない」「いま契約すればもっと安くする」など、見積りを依頼した業者から契約を急かされるトラブルが全国の消費生活センターによく相談されています。
こういった場合はいったん冷静になり、その場で契約をするのはやめましょう!
そして、作業内容と費用を確認しましょう。
クーリング・オフができる場合がある!
業者と契約やキャンセルでトラブルになった際は、最寄りの消費生活センターなどに相談をしましょう!
一度契約をしてしまった修理・交換であったても、一定の期間(8日以内)であれば契約を撤回・解除することができるクーリング・オフが適応できる可能性があります。
国民生活センターHP:クーリング・オフってなに?
https://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/coolingoff.html
電話をした業者と違う業者が来るのはなぜ?
ネットで広告を出している業者や大手の業者の場合、全国にある水道屋と提携をしていることがあります。
全国共通の窓口で受付をおこない、お客様のお住いの地域にいる提携店を紹介をするという流れです。
この場合、電話をした業者(会社)とは違う名前の業者が駆けつけてくれる場合があります。
業者名を事前に知っておきたい場合は、電話で聞いておくとよいでしょう。
生活救急車は全国幅広くご対応しています!
生活救急車は多くの提携店(パートナー店)がいるため、全国に幅広くご対応が可能です!
もちろん出張お見積り無料、キャンセル料も無料で承ります。
もし、料金が発生するお見積りになる場合は必ずお客様にご確認いたします。
お見積り金額にご納得いただけた場合のみ作業をおこないますので、突然費用を請求することは決してありません!
複数の業者から見積りをとる「相見積り」をされる際もお気軽にお電話ください。
生活救急車は年中無休でお受付いたします。